この記事でわかること
- レンタルスペースについて
- レンタルスペースのメリットデメリット
- レンタルスペースの始め方
少ない稼働でも大きく稼げる可能性のある副業として近年注目を集めているレンタルスペースですが、これから始めようと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかしレンタルスペースの特徴を正しく理解していないと、毎月手元に残るお金がなく赤字状態が続いてしまうリスクもあります。
そこで本記事では、
- レンタルスペースとは
- レンタルスペース運営でやること
- レンタルスペースのメリット4選
- レンタルスペースのデメリット4選
- レンタルスペースの具体的な始め方
などを解説します。
レンタルスペースの特徴を知れば、安定した収入源にもなり自分が稼働をしなくても月収30万以上の収入も可能なので、ぜひ最後まで読んでみてください。
レンタルスペースとは
レンタルスペースとは、場所を必要としている人のためにスペースを提供しお金をもらうビジネスです。
賃貸物件の一室やビルの空きテナントを利用して行います。
用途の目的はさまざまで具体的には以下のとおりです。
- 少人数のパーティ
- ダンススタジオ
- 貸し会議室
友人とゲーム会を開いたりビジネスパーソンの商談をしたりセミナー開催をしたりする方が利用します。
レンタルスペースはどのようなことをするの?
ここではレンタルスペースの主な仕事内容について解説します。
レンタルスペースを検討している方は参考にしてみてください。
お客さんの対応
Webサイトを用意している方は、お問合せフォームなどを用意してお客さんの疑問などを解決します。
頻繁に連絡が来てしまうと大変なので、よくある質問は掲載しているサイトなどに載せておくのがおすすめです。
またレンタルスペース内で起きたトラブルなどにも対応します。
何かトラブルが起きたときにすぐ対応できるように、仕事用のメールアドレスや電話番号を公開しておきましょう。
予約管理
お客さんの予約管理をします。
ダブルブッキングや予約ミスが発生するとお客さんに迷惑をかけることになってしまうので、予約管理は自動化しておきましょう。
売上管理
レンタルスペースの売上を管理します。
この作業も毎月入力するのは大変ですし、抜けもれがあったら大変なので自動化や効率化するのがいいでしょう。
入金先の銀行口座と会計ソフトを連携するなどをして対応してみてください。
掃除
長期的なレンタルスペース運営に清潔感は必須です。
汚れていると悪評の原因になり、リピーターが減ってしまい売上に大きな影響を与えてしまうからです。
「遠方に暮らしていてすぐに掃除ができない」という方もいるでしょう。
その場合は代行会社に依頼して外注化するなどの工夫が必要です。
レンタルスペースのメリット4選
レンタルスペースを始めるメリットは以下の4つです。
- 手間がかからない
- 初期費用が少ない
- 店舗を広げやすい
- 売上が安定しやすい
それぞれ具体的に解説します。
手間がかからない
レンタルスペースは使用してくれる人がいれば売上につながるので、自分が稼働するような手間がかかりません。
さらに予約管理や売上管理の自動化や掃除してくれる人を雇い効率化しやすいのが特徴です。
そのため、副業で稼いだり小さなお子さんを育てながら収入源を確保できたりします。
始めるのに大きな手間がかからない点はレンタルスペースのメリットです。
初期費用が少ない
レンタルスペースの初期費用は以下のとおりです。
- 家賃
- 掃除代
- 備品代
- 内装費
これらは小さなスペースであれば30〜50万円程ですみます。
飲食店を開業するには数百万から数千万かかるからそれと比較したら安く始められます。
店舗を広げやすい
1店舗の売上が安定したら、次の店舗をオープンしやすいのがレンタルスペースの特徴です。
物件探しや準備などやることはほとんど同じだからです。
また業務や雑務の自動化・効率化をすれば少ない労力で店舗を広げられます。
2店舗目のタイミングは1店舗が毎月安定して利益を出してからがおすすめです。
売上が安定しやすい
レンタルスペースは、リピーターを確保できれば長期的な利益が予想できるので売上が安定しやすいです。
たとえばダンス教室などのレンタルは、固定の曜日で決まった時間の予約が入ります。
1度きりの予約だと売上は安定しませんが、リピーターが獲得できれば安定するのがレンタルスペースのメリットです。
レンタルスペースのデメリット2つ
レンタルスペースを行ううえでのデメリットは以下のとおりです。
- 毎月の固定費がかかる
- 利益を出さないと初期費用が回収できない
それぞれ具体的に解説します。
毎月の固定費がかかる
レンタルスペースは賃貸物件なので家賃が毎月かかります。
そのため、たとえば家賃が5万で売上が3万だと赤字になってしまいます。
集客サイトに掲載する広告費などが含まれるとさらに経営を圧迫するので注意が必要です。
利益を出さないと初期費用が回収できない
レンタルスペースは初期費用の回収が大変です。
物件を借りるときにかかる費用は以下のとおりです。
- 敷金
- 礼金
- 保証金
- 仲介手数料
- 鍵交換費
- クリーニング代
安い物件で30万円、高いと100万円程かかります。
はじめは初期費用と家賃を回収しなければ売上が立たないので、集客に力を入れなければいけません。
具体的なレンタルスペースの始め方
レンタルスペースの始め方には順序があります。
具体的には以下のとおりです。
- コンセプトを決める
- 物件探しをする
- オープンの準備をする
- 集客をする
それぞれ順番に解説します。
コンセプトを決める
「誰に」「どのように」利用してもらいたいかを考えましょう。
それによって選ぶ物件は変わってきます。
「絞り込むと人が来ないのではないか?」と思うかもしれません。
しかし、ダンスレッスンも会議もパーティもできるというレンタルスペースより「ダンスレッスン」と書いてある方が利用しやすくないでしょうか。
コンセプトがはっきりしていると利用者も安心して選んでくれます。
物件探しをする
物件探しはレンタルスペース探しにおいて最も重要なので、よりいっそう力を入れましょう。
いい物件でも駅から遠ければ利用しにくいですし、徒歩5分圏内にコンビニやスーパーがあり、すぐにお菓子などを買いに行ける便利さがあると人気になります。
またどのような人に利用してもらうかを考え、快適に利用できる広さのある物件を探しましょう。
物件探しの際は家賃も重要です。
レンタルスペースは「利用時間×利用価格」で決まるビジネスなので、家賃が高価だと売上が立たないからです。
そのため、なるべく安価な家賃を選びましょう。
さらに意外と忘れがちなのが、外部の環境です。
治安の悪い地域や線路が近くにあって騒音がする物件は人が来にくいので注意が必要です。
オーブンの準備をする
オープンまでの準備はお客さんに迷惑にならない程度の最低限の準備をしておきましょう。
たとえば貸し会議室の準備をする場合に必要な物品は以下のとおりです。
- 机
- 椅子
- Wi-Fi
- ホワイトボード
- トイレ用品
- 掃除機
「まずはこれさえあれば大丈夫」というのを集めて、足りないものは後から調達しましょう。
さらに細かい部分ですが、レンタルスペースの振込用の銀行口座とクレジットカードの準備をしておくのがおすすめです。
事業用とプライベート用の講座が一緒だと、確定申告をするときにわからなくなってしまうからです。
集客をする
ポータルサイトに掲載して集客をしましょう。
おすすめポータルサイトは以下のとおりです。
ホームページは作成や検索結果に表示されるまでに時間がかかります。
せっかくレンタルスペースを準備しても、観てもらえる場所がないと人は来てくれないので、はじめはポータルサイトを利用しましょう。
ただし、ポータルサイトは手数料が高く30〜50%取られるというデメリットがあります。
集客や売上が安定してきたら、ホームページを準備することを検討してみてください。
またSNSからの集客も有効です。
Instagramなどでレンタルスペースの写真を掲載したり、利用している風景を撮ってもらったりしてイメージしやすいようにすると利用されやすくなります。
しかしSNSのフォロワーを獲得するのも時間がかかるので優先順位は後で問題ありません。
レンタルスペースはおすすめの副業!
レンタルスペースは初期の売上を立てるのは大変ですが、自分が稼働しなくても収入を得ることもできますし、初期費用を安く始められるので副業としてはおすすめです。
念入りなリサーチを行えば、失敗するリスクも減らせるので、「忙しいけど副業を始めたい」「不動産投資は高くて手を出せないけど収入を得たい」と考えている方は、ぜひ始めてみてください。
この記事のまとめ
- レンタルスペースは場所を必要としている人のためにスペースを提供しお金をもらうビジネス
- レンタルスペースは副業未経験でも忙しい方でも収益を安定しやすい
- コンセプトや初期費用・立地条件を考えて始めると失敗しにくい